
後戻り防止条項とは?経済連携協定における重要性
後戻り防止条項は、国と国との間で結ばれる経済的な約束事において、非常に大切な役割を果たしています。これは、いったん自由化や開放へと進んだ政策を、元の状態に戻さないようにするための決まりです。例えば、ある国が輸入品にかける税金を下げた後で、また元の高い税率に戻すようなことを防ぎます。この条項があることで、会社は安心して海外との取引や投資を計画できます。もし、この条項がなければ、国は自分の都合で政策をコロコロ変えてしまい、経済が不安定になるかもしれません。つまり、後戻り防止条項は、国同士の信頼関係を築き、自由な貿易を続けるために欠かせないものなのです。