企業設立

新設投資とは、海外市場への参入戦略の一つで、全く新しい法人を設立し、事業をゼロから始める方式です。既存企業の買収や資本参加とは異なり、土地の取得から従業員の採用、販売網の構築まで、全てを自社で行います。この方式は、企業の長期的な成長戦略として選択されることが多く、特に新興国などでの市場開拓を目指す企業にとって魅力的です。自社の理念や技術を最大限に活かせる利点がありますが、一方で、事業の立ち上げには多大な時間と初期投資が必要です。市場調査や法規制の確認、人材の確保など、多くの課題を克服する必要があります。綿密な計画とリスク管理が、新設投資の成功を左右すると言えるでしょう。